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技術情報・コラム

もっと知りたい! 熱流体解析の基礎

はじめに

 流れ の伝わりを数値的にシミュレーションする 熱流体解析 は、実験や理論に続く第三の方法として設計開発の現場で活用されています。近年のハードウェア性能の向上や3次元CADの普及もあり、そのニーズはより一層高まっているといえるでしょう。

 以前は、解析専任者と呼ばれる専門職の方が熱流体解析を担当することが大半でしたが、熱流体解析の頻度が高まりつつある現在では、設計者などの熱流体解析を専門としない方が熱流体解析を行わなければならないケースも増えています。  

 熱流体解析ソフトウェアをより使いこなすためには、流体 伝熱、熱流体解析などの理論を知ることが有効です。ところが、専門ではない方がこれらの理論を独学で習得することは決して容易ではなく、非常に長い時間が必要になってしまいます。

 そこで、この連載では理論を学ぶための足がかりとして、流体や伝熱、熱流体解析に関する基礎的な項目をできるだけ簡単にご紹介していきます。内容については、短時間で実務に役立てていただけるよう、難解な表現や式の記述をなるべく避け、イメージしやすいように図を多く用いるようにしました。そのため、正確さに欠けた表現もあるかもしれませんが、お気づきの点があればご指摘いただけますと幸いです。

 連載には「流体解析の基礎講座」と重複する内容も数多く含まれていますが、以前のコラムをお読みでない方にも違和感なく読み進めていただくために、その内容を刷新した上で新たな項目を追加しています。少し高度だと思われる内容には  もっと知りたい  という表示をつけていますが、難しいと感じる方は読み飛ばしていただいて問題ありません。

 本文中の単位は特に断りがない限り SI単位系 を用いています。また、本文中で サンプル のように青字で記載している語句は、CAE用語集にリンクしています(未対応の語句については順次対応していく予定です)。本連載が皆様の業務の一助になりましたら幸いです。

 

上山 篤史
著者プロフィール
上山 篤史 | 1983年9月 兵庫県生まれ
大阪大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 博士後期課程修了
博士(工学)
学生時代は流体・構造連成問題に対する計算手法の研究に従事。入社後は、ソフトウェアクレイドル技術部コンサルティングエンジニアとして、既存ユーザーの技術サポートやセミナー、トレーニング業務などを担当。執筆したコラムに「流体解析の基礎講座 」がある。

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